祖谷のかずら橋は、日本三大奇矯の一つになっていて、徳島県三好市にある『重要有形民俗文化財』です。
東京から新幹線で行った場合は、岡山駅で特急に乗り換えてバスに乗り、約6時間かかりました。
飛行機の場合は、高知空港から高知駅経由で行くのがおすすめです。
ここでは、かずら橋までの行き方と、渡るときに気を付けたほうが良いポイントをお伝えします！
エメラルドグリーンの祖谷川は、幻想的な色で見入ってしまいました。
目次
日本三奇橋『祖谷のかずら橋』の基本情報
徳島県三好市の『祖谷のかずら橋』は、国指定重要有形民俗文化財の吊り橋で、日本三大奇橋の一つとされています。
重さが約6トンもある”シラクチカズラ”が編み連ねて作られていて、長さ45m、幅5m、水面からの高さは約14m。
橋床のすき間から、下に流れる祖谷（いや）川が見えてさらにスリル満点！
かずら橋は、３年に一度のかけ替え作業が行われます。
2024年の1月9日から2月中旬にその作業が行われ、テレビなどでも放送されていました。
橋を渡ったら、戻ることはできません（一方通行です）
1.営業時間
2024年3月現在の情報は、以下の通りです。
営業時間は、時期によって異なりますので気をつけてくださいね。
基本的には、雨天でも橋は渡れますが、大雨警報などが発令した際は休業する場合もあります。
| 月 | 営業時間 |
|---|---|
| 4・5・6月 | 8：00～18：00 |
| 7・8月 | 7：30～18：30 |
| 9・10・11・12・1・2・3月 | 8：00～17：00 |
夜の19時から21時半までは、ライトアップあり。
幻想的な”かずら橋”が見られます（橋は渡れません）。
2.料金
| 入場対象 | 料金（PayPay可） |
|---|---|
| 中学生～大人 | 550円 |
| 小学生 | 330円 |
| 幼児 | 無料 |
| 障害者割引 | あり |
『祖谷のかずら橋』までの行き方
最寄り駅のJR大歩危駅は無人駅ですが、駅舎は案内所になっていて人がいました。
ホームには、”かずら橋”のオブジェ？があり、駅舎前には”こなき爺”が立っています。
ちなみに、三好市山城町は、こなき爺の里とされている土地です。
しかも、世界妖怪協会にて「後世に遺すべき怪遺産」に認定されているのです。
1.ＪＲ大歩危駅までの行き方
岡山駅から特急の「南風」を利用して、ＪＲ大歩危駅まで行くのがおすすめです。
約9キロに渡って見られる、瀬戸大橋からの車窓は必見ですよ。
夕方に乗ったときは、夕陽のきれいさに、うっとりしました。
また、一部の車両が「アンパンマン列車」になっている列車もあるので、子ども連れでの利用ならよさそうですね。
2.ＪＲ大歩危駅からの行き方
大歩危駅を下車したら、右側の駅舎の方に向かってください。
駅舎の中を通って、外に出たら右側にバス停があります。
四国交通バス・祖谷線にて、「かずら橋行き」か「久保行き」に乗車し、約27分で「かずら橋」に到着です。
バス停からは徒歩5分ほどで、かずら橋まで行けます。
またはJR大歩危駅前に、タクシーが止まっていることがあるので、バスの待ち時間が長ければ、利用するのもよいでしょう。
本数が少ないので、バスの時刻表を予めチェックすることを、おすすめします！
JR大歩危駅からかずら橋までの乗車賃は、590円でした。
支払いは、バーコード決済が可能です。
| 使用可能なバーコード決済 |
|---|
| PayPay／LINE Pay／d払い／au PAY／メルPay |
3.ＪＲ阿波池田駅からの行き方
【阿波池田駅前】から、祖谷線にて「かずら橋行き」か「久保行き」に乗車してから、所要時間は約70分です。
「かずら橋」で下車し、徒歩5分ほどで到着します。
ちなみに、【阿波池田バスターミナル（始発）】は、阿波池田駅から徒歩で約7分ほどにある、ショッピングセンター「フレスポ阿波池田」近くにあります。
阿波池田駅前と、阿波池田バスターミナルは、バス停が異なるので気をつけてくださいね。
阿波池田駅から、かずら橋までの乗車賃は、1,290円です。
| 使用可能なバーコード決済 |
|---|
| PayPay／LINE Pay／d払い／au PAY／メルPay |
4.車での行き方
車で行く場合は、一般道(国道32号線)から、約1時間で”かずら橋”に到着します。
最寄りインター：徳島道の井川・池田ICもしくは高知道の大豊IC
| 国道 | 経由 | 距離 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 国道32号 | (大歩危)県道45号 → 県道32号 | 約37Km | 約50分 |
| 国道32号 | (祖谷口)県道32号(祖谷渓・小便小僧) | 約33Km | 約60分 |
最寄りの駐車場は、かずら橋夢舞台駐車場です（かずら橋まで徒歩約5分）。
※普通車の駐車場代 500円／1台（350台収容可能）
ちなみに、ナビに情報を入力する場合は、下記の内容で入れるとよいでしょう。
かずら橋を渡る際の注意ポイント
かずら橋を渡る時に、気を付けたほうがよいポイントをお伝えします。
通常だと約7分で渡り切れますが、人によっては10分以上かかるかもしれません。
橋は割と揺れるので、高い所が苦手だった私は掴みながら一歩ずつ進みました。
初めは誰かが、わざと揺らしているのだと勘違いしちゃいました…。
1.シラクチカズラを掴みながら進む
かずら橋を渡る時は、橋床と橋床の間は割と幅があります。
不安な方は、左右の編みこまれているシラクチカズラを掴みながら渡るとよいですよ。
ですが、男性で２本の橋床の間隔よりも靴のサイズが大きい方は、そのまま渡れるかもしれません。
自分が行った時に、捕まらずにスイスイ渡っている人がいました。
2.荷物を持って渡らない
スーツケースやバックなど、荷物を持ちながら渡るのはやめたほうがよいですね。
しかも、橋床の間に落ちてしまう可能性もあるので、両手は空いた状態で渡ることをおすすめします。
リュックにするか、ショルダーバックも斜め掛けにするとよいでしょう。
私が行った時は、小雨が降っていました。
傘を持ちながら渡らないほうがよいでしょう。
3.歩きやすい靴を履いていく
最もおすすめの靴はスニーカーです！
ヒールのある靴は問題外ですし、ミュールやサンダルなどの踵が出ているのもおすすめしません。
また、裏が滑りやすい靴も避けたほうがよいですよ。
4.写真撮影
高い所が好きな方でも、スマホで撮影する場合は落とさない様に気をつけてください。
スマホやカメラは、ネックストラップなどで下げられるようにしておくと、安心です。
5.帰るとき
かずら橋は、一度渡ったら戻れません。
一方通行なので、もしタクシーや車の運転者と待ち合わせするのであれば、渡った側で待ってもらいましょう。
ただし、橋の目の前の道は広くないので、すぐ近くの「琵琶の滝」を過ぎたあたりで待ち合わせが良いかもしれません。
”かずら橋”周辺のおすすめスポット
かずら橋だけではなく、周辺にも楽しめるスポットが複数あるのでご紹介します。
1.琵琶の滝
かずら橋を渡り切って、左側の道を曲がるとすぐ右手に、約40mの高さの『琵琶の滝』が現れます。
パワースポットとされているこの滝は、『平家の落人達が京都をしのび、琵琶を奏でながら慰め合っていたことから名付けられた』と、言い伝えられています。
2.かずら橋夢舞台
かずら橋の周辺にある駐車場のうちで一番大きく、観光施設である『かずら橋夢舞台』。
ここでは、名物の祖谷そばが食べられる「かずら橋亭」があります。（営業時間：11時から15時）
お土産コーナーでは、三好の郷土食「祖谷そば」、「こんにゃく」だけではなく、工芸品も購入できるのが魅力です。
徳島県や四国のお土産も買えるので、迷ってしまいそうです。
| 月 | 営業時間 |
|---|---|
| 4・5・6・7・8・9・10・11月 | 9：00～18：00 |
| 12・1・2・3月 | 9：00～17：00 |
3.祖谷美人
宿泊施設の『祖谷美人』は、隠れ宿として客室数も少なく、ゆったりと過ごしたい人におすすめです。
そして、部屋ごとに温泉があって、秘境の地・渓谷を眺めながら湯に浸かれるという、贅沢さを味わえるお宿。
宿泊すると、囲炉裏の個室にて、郷土料理が堪能できます。
また、琵琶の滝の湧き水を使った祖谷蕎麦が味わえる、そば処だけの利用も可能です。
まとめ：日本三奇橋『祖谷のかずら橋』
三奇橋の一つである徳島県三好市の『祖谷のかずら橋』は、３年に一度”シラクチカズラ”のかけ替え作業を行っています。
2024年はその3年目にあたり、1月9日から2月中旬に交換されました。
東京から新幹線で行く場合は、高知で特急に乗り換えます。
そして、最寄りのJR大歩危駅前にある、路線バスでかずら橋まで行きました。
かずら橋近くには、いくつか温泉宿があります。
三大秘境の絶景を眺められるので、おすすめです！
祖谷のかずら橋の下には、エメラルドグリーンの祖谷川が流れています。
癒されるパワースポット、三好市の観光名所に、行ってみてはいかがでしょうか。
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