一人暮らしの引越しは、何からしたら良いかわからない…
引越し業者はどう決めればよいの?
準備はどの程度大変なのかな?
初めての一人暮らしは不安がたくさん。
引越の準備は事前に必要なことと、後でも差し支えないことを整理したほうがよいです。
この記事でわかることは下記のとおり。
初めての一人暮らしから、10回以上の引越した経験からお伝えします。
住む家が決まったら、まず引越業者の手配をしましょう!
3月から4月の繁忙期に引越する場合、希望の日に手配できない!となる可能性もあるため、早めに決めるのがポイントです。
この記事を読んだ後に、【引越しチェックリスト】の作成をおすすめします。
目次
初めての一人暮らしは引越前に”やることリスト”を作る
初めて一人暮らしをスタートするのであれば、まず何からやっていいのか、どこまでを引越前にやるべきなのか不安ですよね。
煩雑になりがちな手続きなど、全て自分でやらなければいけないため、漏れがないようにチェックリストを作りましょう!
「事前に分かっていたらやっていたのに…」とならないためにも、
この記事を参考にしてくださいね。
①実家に残しておくものを決める
初めて一人暮らしをするのであれば、今の住まいから持ち出す物と、置いておく物を決めましょう。
一人で暮らす場合、部屋の間取りは、通常は1K・1DK・2Kが多いのではないでしょうか。
そのため、荷物が多すぎると、しまいきれなかったり片づけるのが大変です。
実家から一人暮らしする場合は、すぐに使うものでなければ、とりあえずは残しておいてもよいでしょう。
実家に帰省したときに、何もないのは不便だなー
寝巻や普段着などを残しておくと、帰る時の荷物も少なくてすみますよ
②新居の周辺を確認しておく
自宅から徒歩圏内にどのような店があるのか、自転車で行ける距離なのかも、重要なポイントです。
ネットで決めたり、不動産屋の車で行った場合、実際に歩いたら駅から遠かった…という経験もあります。
確認しておいた方がよいのは、スーパーや病院などの場所です。
私はよく本を読むので、図書館が割と近い場所を選んでいました。
引越の前にやっておくこと
住む家が決まったら、間近で慌てないように、できることから早めに準備を始めたほうがよいでしょう。
また、手続き時期が決められている場合もあるので、事前に確認が必要です。
①引越し業者の手配
毎年3月から4月は、入学や転勤などで引越する人が、とても多い時期です。
日曜祝日などは金額が高くなるため、可能であれば、繁忙期を避けて平日に引越することを、おすすめします。
賃貸に住むには、敷金・礼金の他、家具や家電を購入するため、費用はかなりかさみます。
初期費用をなるべく抑えるためにも、早割りや平日割などのサービスがある引越し業者を探してみるとよいでしょう。
安いだけでは決められませんが、引越費用は、場所が離れるほど高額になります。
家具や家電類を、引越し先で買うようにすれば、だいぶ荷物の量は減りますね。
物量によっては、単身パックでも良いかもしれませんが、輸送可能な物量は限られてしまいます。
一人暮らしでも、最初は2トントラック、そのうち物が増えて4トンで引越したこともあります。
引越し業者によっては、通常パックでも、段ボールやハンガー付きBOXなどの梱包材が有料の場合もあるので確認が必要です。
遠方への引越
荷物が少量の場合、他人の荷物と一緒に運ぶ”混載便”にすると、引越し費用が安くなることがあります。
また、コンテナ車で列車での輸送の場合と、トラック貸し切りの場合でも費用が異なるので、確認してください。
同じ都道府県内や、隣接地域であれば、引越の荷物は当日に新居に運べる可能性が高いですよ。
ただし、遠方へ引越する場合は、早くて翌日、遅いと数日間かかることもあります。
数日程度の身の回り品は、スーツケースなどで、持って行ったほうがよいです。
レンタカーで輸送
あまり荷物がなく、かつ費用を低く抑えたい場合に、レンタカーを借りて自分で運ぶという方法もあります。
大型の荷物がある場合は、友人などに頼むのもありでしょう。
ただし、引越し先が2階以上で階段しかない場合、かなり負担が大きくなります。
一人だけでは難しいので、よく検討してから決めることをおすすめします。
②不要な物の整理
引越の費用は、距離と物量によって価格が異なります。
既に一人暮らししている人が引越する場合、不要な物があるかを確認しましょう。
物によっては、通常のゴミ回収で出せる物もあれば、粗大ごみとなる場合もあります。
もしかしたら、リサイクル業者に買取してもらえるかもしれません。
引越する度に、長年使わなくなったものを、徐々に捨てていきました。
引越する際に、その引越し業者が有料で引き取ってくれる場合もあります。
ただし、行政の粗大ごみ処理を利用したほうが、安いケースが多いでしょう。
ちなみに、粗大ごみの分類でも、分解したら可燃または不燃ごみとして、廃棄できる物もあります。
▶不要な衣類やグッズを処分するには?買取やリサイクル方法を知りたい
③転入・転出届
転入と転出届は、引越する都道府県、または市区町村が変わるのであれば、特別な理由がない限り、忘れずに行なってください。
同じ市区町村であっても、転居届が必要で、引越日の前後2週間以内が、手続き期間になっています。
引越後に転出届を行なう場合は、旧住所の役所に行かなければならないので、引越前に届け出を出しましょう。
マイナンバーカードを持っている場合は、一緒に手続きが必要です。
面倒だと思っても、後でやるよりも、先に済ませておいたほうが楽ですよ。
もし、マイナンバーに登録しているのであれば、来庁しなくてもマイナポータルで転出届が可能です。
ただし、転入届は、引越し先住所の管轄の役所で手続きをする必要があります。
④電気・ガス・水道の開通連絡
新居で、すぐに電気・ガス・水道が使えないの?
電気の開通は、事前に連絡を入れていれば、ほとんどがブレーカーを上げるだけで、使えるようになります。
水道は、人が生きるのに最も必要であるため、すぐに使えるようになっています。
ガスの開栓は、必ずガス会社の立ち合いが必要なため、事前に引越日を伝えて予約しておきましょう。
引越日が夜間の場合は、当日には来てもらえず、翌朝以降になるのが一般的です。
いずれも、支払い方法の設定はしなければなりません。
通常は、口座またはクレジットカード払いの手続き完了まで、1ヶ月ほどかかります。
支払い方法が完了するまでは、コンビニ払いになる可能性も高いので、それが面倒であれば、早めに手続きしましょう。
電気やガスなどを一括でやってもらえる、代行サービスを利用するのもよいでしょう。
⑤ネット回線の開通手続き
引っ越し日から、Wi-Fiを使用するためには、早めに開通工事の予約を入れたほうがよいでしょう。
同じプロバイダを使う場合でも、引越し先の物件によっては、工事が必要になる場合があります。
引越の繁忙期と同様に、回線工事も3月から4月は込み合います。
希望の日に来て欲しい場合は、早めにプロバイダに連絡することをおすすめします。
物件によっては、無料Wi-Fiが使えるところもあるので、引越と同時に解約するかどうかも決めておいたほうがよいでしょう。
また、乗り換えキャンペーンなどを利用して、新規プロバイダへの変更も検討してみるのもありです。
継続利用と、乗り換えした場合のトータルコストを比較してから、決めるようにしてください。
⑥郵便転送届
旧住所宛てに発送された郵便物を、新住所へ無料で転送してくれるサービスがあります。
郵便局の窓口か、ネットでも申込が可能ですが、転送期間は届出日から1年間です。
引越日が決まったら、そのタイミングに合わせて登録先住所を変更しておきましょう。
なぜなら、転送届けをしていないと、宛先不明で差出人に戻ってしまうか、旧住所に住んでいる人が、放置する場合があるからです。
さらには、通常の配達日よりも、新住所に届くまでに時間がかかってしまうこともあります。
不要なダイレクトメールは、この機会に送付停止の手続きをしてしまいましょう!
⑦忘れやすい手続き
インフラ系などの手続きは、割ときちんと行なうことが多いですが、うっかり忘れがちなものを下記にまとめておきます。
契約していない人もいるとは思いますが、住所変更は忘れずに…
引越後の手続き
引越前にほとんどしてしまえば、引っ越し後にすることは、あまり多くありません。
ですが、それでも必要な手続きがあるので、確認しましょう。
①転入届
新住所の管轄の役所へ、2週間以内に転入届をしましょう。
転入届の際に受け取った書類を、忘れずに持参してください。
マイナンバーカードを持っている人は、一緒に手続きが必要です。
また、免許証については、運転はできますが、住所変更はしなければいけません。
免許の更新のお知らせが届かなくなるので、引越後なるべく早く手続きをするようにしてください。
②引越の梱包材の廃棄
引越で使用した、大量の段ボール類は、地域の資源ごみ収集日に出してもよいですが、ビニール紐でまとめる手間が発生します。
引越し業者によりますが、引越後に梱包材を引き取ってくれるサービスがあれば、利用したほうがよいでしょう。
ただし、指定日までに荷物を全て出し終えておかなければなりません。
回収日は、少し余裕をもって予約したほうがよいですよ。
家具・電化製品・生活用品の購入タイミング
家具や電化製品、生活用品などは、引越してから購入したほうが良い物もあります。
既に持っている物もあるかと思うので、必要な物のリスト化をおすすめします。
もし、布団やベッドなどを新規に購入する場合は、引越日に合わせて配達日を指定しましょう。
現住所に配達してしまうと、物量が増えて、料金がかさんでしまう可能性があるので、注意してください。
・インテリア系
まず、部屋の設備を事前に確認しておきましょう。
照明器具は、既に備え付けられている場合もありますが、メインの部屋は、付いていないことが多いです。
その場合に、電球のワット数や差込口を確認しておけば、事前に購入しておけます。
そして、カーテンについても確認しておきましょう。
とりあえず、既に使用している物でも良いですが、新居の窓が高い場合、カーテンの長さが足りない、ということもあります。
夏であればまだよいですが、冬だと”すき間風”が入ってくることもあります。
カーテンの長さが足りなかったときは、購入するまで、段ボールを立てかけていたこがあります…
可能であれば、窓のサイズは、きっちり測っておいたほうがよいでしょう。
もしくは引越後に、部屋の雰囲気を見てから、購入するのでも良いかもしれません。
・生活用品
初めての一人暮らしでは、洗濯洗剤、食器用洗剤、シャンプー・リンス、トイレットペーパーなど、揃える物が多くなります。
事前に購入して、引越の荷物と一緒に輸送してよいですが、段ボール2箱分ほどになるかもしれません。
新居周りのお店事情を知るためにも、ちょっとした生活用品は、引越後に近くの店に買いに行くのがよいでしょう。
トイレットペーパーは数個程度、引越の荷物に入れておくのをおすすめします。
すぐ使う物は、段ボール箱に、マジックで印を付けておくと見つけやすいです。
食器類
一人暮らしでも、食器類は2セット分以上、あるとよいでしょう。
特にお皿類や、コップなどは複数あった方が無難です。
友人や実家から親が泊まりに来たり、一緒に食事する時に必要です。
・家具/家電
部屋の間取りを事前に確認していても、実際に物を置くと、イメージが変わるものです。
家具類を事前に購入した場合、いざ新居に配置したらサイズが合わなかった…ということも起こりえます。
家電のなかでも、冷蔵庫はあったほうが良いでしょう。
洗濯機:コインランドリーが近くにあれば、それほど慌てて買わなくて良いかもしれません。
調理器具:炊事場はガスコンロなのか、電気なのか確認しておいた上で、購入したほうがよいでしょう。
電子レンジ:狭めの部屋だと、置くスペースがない可能性もあります。
冷蔵庫の上に置く人も多いですが、耐熱性でないものなど、条件によっては危険です。
故障の原因にもなるので、冷蔵庫の上には置かないほうがよいですよ。
掃除機:広い家や畳の部屋でなければ、フローリング用ワイパーでも十分です。
引越に関するあれこれ
引越の荷物をつめるにも、初めてだと、どうやっていいか分からないですよね。
10回ほどの引越経験から、参考になるポイントをお伝えします。
①段ボールへのつめかた
引越し業者さんから、段ボールを無料でもらえることが多いのですが、たいていは大と小の2パターンあります。
小さい箱には、本やCDなど重めの物を中心に入れましょう。
大きい箱に本とか、重い物って入れちゃだめなの?
引越後に荷物を移動することもあるので、小さい方が自分にとってもメリットです。
割れものなどは、新聞紙やタオルなどでくるんで入れましょう。
食器などは特に割れたら困るので、段ボールの中に更に箱に入れるなどの工夫が必要です。
調味料類は、液だれの可能性もあるので、ビニールにくるんで箱の中で動かないようにしてください。
段ボールの側面2か所くらいに、入っている物を、書いておきましょう。
詳細に書く必要はなく、自分が分かる程度でOK。
出したいものを、すぐ探せるので便利です!
ハンガー付きのBOXを貸してもらえたら、洋服を折りたたむ手間が省けて便利ですよ。
②部屋の配置を考える
住む部屋が決まったら、部屋の間取りのコピーをもらうことを、おすすめします。
なぜなら、引越前に、家具や家電の配置を、だいたい決めておいたほうが良いからです。
荷物を運び入れる時に、ある程度場所を決めておかないと、自分で動かすことになってしまいます。
重い家具を、後で動かすのは大変です。
配置を決めるには、コンセントや、テレビの配線などの場所も確認しておきましょう。
③引越し業者への差し入れ・心付け
引越し業者に、差し入れしたほうがよいの?
いくら位必要なのかな?
基本的に、心付けの有無によって、サービスの質は変わらないでしょう。
初めて一人暮らしをした20代は、”心付け”って何?って感じでした。
そのあとの引っ越し時には、飲み物を人数分差し上げてます。
大手業者のホームページには「心付けは不要」と、明記されている場合があります。
相手は商売でやっているので、必要ないでしょ?と言う人も、もちろんいるでしょう。
しかし、引越業者に限らず、何かしてもらったら、お礼したくなる人もいます。
家族での引越や、年代が高くなるほど、差し入れや心付けをする傾向があるようですが、個人の判断でよいでしょう。
④近所への挨拶
引越後の挨拶をしない人は、だんだんと増えてきましたね。
私が初めて引越するときには、不動産のおじさんから「向こう三軒両隣には、挨拶しておいてくださいね。」と言われました。
それから、ほとんどの引越し先では、下の階と隣の家に挨拶しています。
どんな人が住んでいるのかを、知っておきたいので…
わざわざ顔を合わせなくても良い、と考える人もいるでしょう。
それぞれ個人の考えで決めてよいと思います。
番外編:地方への引越
住みたい地域は決まっているけど、ゆっくり住む部屋を決めたい
在宅ワークが徐々に普及し始めてきている中で、地方で仕事したいと思う人も多いでしょう。
たとえば、○〇県の〇〇あたりで住みたいと思っても、数日程度ホテルに宿泊しながら決めるのはいかがでしょうか。
急いで決めてしまうと、失敗する可能性があります。
関東から東海地方に引っ越した経験から、お伝えします!
①部屋の探し方
住んでいる地域から、かなり離れた地域に引っ越しをする場合、部屋を探す方法は複数あります。
私は、新幹線で日帰りで決めてしまったことがあります。
5件ほどの物件しか見られませんでした…。
②ウィークリーマンション/マンスリーマンションを利用
もし、時間に余裕があるのであれば、ウィークリーマンションかマンスリーマンションを利用して、ゆっくり探すのもよいでしょう。
または、すぐに引越をしなければいけない状態で、家を探す時間がない場合の選択肢の一つにもなります。
今ある家具などの荷物は、どうしたらよい?
実家にとりあえず置いておくか、寮などだった場合は、引越し業者などで、荷物を預かってもらえるサービスもあります。
基本的には、家具付きや敷金・礼金が必要ないことが多く、電気や水道、ガスなどの手続きも不要なのがメリットです。
1週間程度であれば、ウィークリーマンション、数週間から1か月以上であれば、マンスリーマンションにするなど、滞在期間で決めたほうがよいでしょう。
都会から地方に住む場合は、本当に暮らしていけるか、試してみたほうがよいかもしれません。
③引越の荷物について
引越費用を、できるだけ抑えたい場合は、混載便(他の人の荷物と一緒に運搬される)を利用するのもよいでしょう。
ただし、遠方への引越の場合、当日に荷物が届けることはほとんど不可能です。
早ければ翌日、遅いと数日以上かかる可能性があります。
東京から名古屋に引っ越した際は、翌日に荷物が届きました。
繁忙期などによっても、届く期間は異なってくるでしょう。
それまでは、ホテルに滞在する方法も検討してみてください。
まとめ:初めての一人暮らしで事前にやること
初めての一人暮らしと、経験がある人とで、必要な手続きは変わりません。
ただし、事前に購入が必要な物などは多少異なるでしょう。
引越の際にチェックする項目は、以下の通りです。
引越前
- 引越し業者の手配
- 不要な物の整理(リスト化すると良い)
- 転入届
- 電気・ガス・水道の開通連絡
- ネット回線の開通手続き
- 郵便転送届
- 住所変更(携帯電話/クレジットカード/健康保険証/NHK/新聞配達)
引越後
- 転入届(マイナンバーカード)
- 引越の梱包材の廃棄
- 運転免許の住所変更
自分で必要な項目をリスト化し、済んだものからチェックしていくと、漏れがなくて安心です。
引越は、本当に手間も費用もかかります。
新しい生活を気持ちよくスタートするために、この記事の情報がお役に立てれば嬉しいです。
引越業者に迷ったら、一括で比較できるサイトを利用してみてはいかがでしょうか。
地方での暮らしをしてみたい!という場合は、まずはウィークリーマンションかマンスリーマンションを利用して、実際に体験してみるのもよいでしょう。