老舗メーカーの和菓子もいいけれど、そこでしか売っていない和菓子はないかしら…。
手土産にちょっと変わった和菓子を選びたい。
大手老舗メーカーでは、デパートでも購入できて、誰もが知っているお菓子が多数あります。
もちろん美味しいのですが、その店でしか手に入らない、職人さんが作っているお菓子もおすすめです。
私の祖父が和菓子職人だったので、ちょっとこだわりがあります…。
この記事では、代々受け継がれてきている和菓子職人さんが作っているお店を紹介します。
味だけではなく、お店の雰囲気もどこか懐かしい感じがするところも多いので、気になるお菓子があったら食べてみてくださいね。
目次
お団子
和菓子の定番のひとつである「お団子」は、お店によって柔らかさや甘さが様々です。
みたらし団子やあん団子など、団子でも色々あるので、手土産にもよいですね。
・羽二重団子(東京都・谷中)
日暮里や谷中は下町として、昔懐かしいお店が多くあります。
駄菓子の問屋さんもあったり、和菓子店もあったりで、知る人ぞ知るお菓子の町です。
1819年創業の『羽二重団子』のお店は、夏目漱石や正岡子規など、日本の文学作品にも登場します。
日暮里駅の本店では、店内でも食べられてお持ち帰りも可能です。
焼き団子と餡団子はミニセットもあり。ほかの和菓子やランチも楽しめます。
包み紙も、ザ!日本のお菓子という感じがします。
持ち帰りの賞味期限は、その日中のため早めに食べましょう。
焼き団子と餡団子が1本ずつのセットは648円でした。
お店情報
- 営業時間 平日9:30-16:30、土日祝10:00-16:30
- 営業日 年中無休
- 支払い:各種クレジットカード、QRコード、現金
- オンライン販売:あり
- 公式HPはこちら
路線 train | 駅名 station | 出口 exit | 所要時間 duration |
---|---|---|---|
JR、京成電鉄、日暮里舎人ライナー | 日暮里駅 | 東口 | 徒歩3分 |
和菓子
和菓子は、果物や野菜などと同様、季節と共にラインナップが異なります。
近所にあると嬉しいお店のひとつが、和菓子屋です。
『音季菓子処 青柳』(埼玉県・朝霞市)
朝霞駅にある、創業60年以上の『音季菓子処 青柳(おとぎかしどころ あおやぎ)』さん。
「1個からでもどうぞ」と、気軽に立ち寄れる和菓子屋さんです。
朝霞市のキャラクター「ぽぽたん」のお菓子も販売しています。
2022年のTBSドラマ『クロサギ』と、2024年のドラマ『ミス・ターゲット』でも和菓子の監修をされました。
青柳さんにインタビューした記事があるので、よろしければご覧ください。
お店情報
- 営業時間 9:00-18:30
- 営業日 毎週火曜日
- 公式HPはこちら
路線 Train | 駅名 Station | 出口 Exit | 所要時間 |
---|---|---|---|
東武東上線 | 朝霞駅 | 東口 | 徒歩約2分 |
せんべい・あられ
お煎餅はスーパーでも売っていますが、お煎餅屋さんでは好きな味が選べるのが嬉しいですね。
ざらめや醤油、抹茶などのお砂糖が塗られたものなど、つぼ型の瓶に入っている風景は見ていてほっとします。
・谷中せんべい信泉堂(東京都・谷中)
大正2年から創業している、「谷中せんべい」のお店の前には、お煎餅のいい匂いが…。
昔から1枚ずつ手焼きしているというお煎餅が、つぼ型の瓶に入っているのも懐かしい感じです。
のれんの色は、今はウグイス色になっています。
1枚100円でいろいろな種類が選べるのもポイントです。
お店情報
- 営業時間 10:00-17:30
- 営業日 毎週火曜日
- 支払:現金のみ
- 公式Facebookはこちら
路線 Train | 駅名 Station | 出口 Exit | 所要時間 |
---|---|---|---|
JR、京成電鉄、日暮里舎人ライナー | 日暮里駅 | 西口 | 徒歩約4分 |
・初穂製菓(岐阜県・各務原市)
創業50年以上の初穂製菓が販売している、とっても小さな姿あられは、食べやすいのはもちろん見た目もキュートです。
子どもの頃から食べていたので、ちょっとした手土産や、ご挨拶の時用に頻繁に利用させていただいています。
個人的には、ちょっとすっぱい「梅」と、さっぱりした「鮎」が好きです。
お店情報
- 営業時間 10:30-16:00
- 営業日 火・水・木曜日
- オンライン販売:あり
- 公式HPはこちら
干菓子・葛
お干菓子(ひがし)は、水分が10%以下の和菓子です。
生菓子や半生菓子と比べて日持ちするため、手土産にもよいですね。
・葛処 横矢芳泉堂(奈良県・吉野町)
昭和16年創業の横矢芳泉堂さんは、吉野葛を使ったお上品なお菓子を作っています。
季節によって異なる型で作られている干菓子のほか、本葛を使用した「くず湯」は体が温まるので冬におすすめ。
その他にも、くず餅や葛切りもあるので、お好みでチョイスしてみてはいかがでしょうか。
お店情報
- 営業時間 8:00~18:00
- 営業日 不定休
- 支払い:現金
- 公式HPはこちら
金平糖
金平糖は、昔から子供に人気のあるお菓子です。
「いろはに金平糖・・・」と、数え歌の一番目に登場して、そこから味・色・行動・形状などの要素をもとに連想した言葉が続きます。
目的の大きさと凹凸状の突起ができあがるまで、なんと1~2週間以上もの時間をかけながら、粒をゆっくり成長させて作られるのです。
ちなみに、金平糖の突起の数は二十四個だそうです。
・緑壽庵清水(京都)
唯一の金平糖専門店である、緑壽庵清水さんは1847年創業です。
お店の雰囲気もさることながら、いろとりどりの金平糖があって、迷ってしまいます。
オンラインでは販売していないので、直接お店に行かないと手に入りません。
なお、銀座にもお店がありますが、京都とはまた違った雰囲気です。
お店情報
- 営業時間 10:00-17:00
- 営業日 水曜 (祝日は営業)
- オンライン販売:なし
- 公式HPはこちら
まとめ:和菓子でおすすめの手土産は定番以外の老舗店
季節を感じながら和菓子をいただくのは、とても贅沢な気がします。
代々受け継いできた、昔から変わらぬ味のお菓子を楽しめるお店をご紹介しました。
気になるところがあれば、ぜひ行ってみてくださいね。