コールセンターから、転職したい!
転職先も、コールセンターにしたほうが無難かな?
ほかの職種は、未経験だと無理?
このように、女性がコールセンターから転職することについての、疑問や不安について応える記事です。
ここでは、下記について、わかりやすく説明します。
この記事を読むことで、コールセンターから転職することを、あきらめなくてよいことが、わかります。
コールセンターから異業種への転職経験があり、
現在は、副業でWebライターしています。
オペレーター経歴は下記のとおり。
目次
コールセンターから女性の転職は難しい?
コールセンターから、特別なスキルや経験がなくても、他の職業への転職はできます!
コールセンターで働き続けても、スキルアップは難しい?
これといったスキルがないと、転職したくても、採用されないのでは?
オペレーター歴が長いほど、ほかの職種への転職は、スキルがないからと、あきらめてしまいそうになりますよね。
しかし、資格がなくても、実は活かせるスキルは自然と身についているものです。
私は実際に、数々のコールセンター経験をもとに、事務・接客・NPOなどに転職できました。
自分の可能性を広げるためにも、スキルアップしたいことや、転職したい業種など、少し思い浮かべながら、この記事を読んでみてください。
コールセンターで身につく7つのスキル
コールセンターでの経験を活かせる職種は、実は多くあります。
なぜなら、さまざまな相手(お客様)との会話を経験していくうちに、コミュニケーションスキルがアップしているからです。
問い合わせ内容が同じでも、話す相手によって、同じ表現や言い回しでは、通じないこともありますよね。
そんな時、話し相手によって、言葉や伝え方を変えたりしたこと、ありませんか?
経験を重ねていくうちに、実は、知らず知らずにコミュニケーションスキルがアップしていることに、気づかない人もいます。
まずは、オペレーターに必要なスキル=身につくスキル、ということを知っておきましょう。
①コミュニケーションスキル
コールセンターの仕事は、人と話すことがメインのため、コミュニケーションスキルは必要です。
とは言っても、最初からコミュニケーション力が高い人ばかり、ではありません。
さまざまな年齢や職種の人、そして相手のコミュ力によって、自分の伝え方も、工夫していくようになります。
たとえば、機器の操作方法を説明するコールセンターでは、普段から使い慣れている若い人と、年配の方とでは、同じ説明だと伝わらないこともあるでしょう。
分かりやすいように言い換えたり、例え話をしたり、なんとか分かってもらえるように、話し方を工夫したことは、ありませんか?
コールセンターでの経験を重ねていくと、コミュニケーション・スキルが、アップしていく可能性は、高いです!
オペレーターの仕事を通じて、ほかにも下記のスキルが身につく人は多いでしょう。
②ビジネスマナー
顧客と話しをする際、タメグチで話す人は、まずいないでしょう。
謙譲語や尊敬語、丁寧語などを使い分けることが、必要です。
どのような職業であっても、目上の人と、同僚と話すときとでは、言葉使いが異なります。
このようなときに、ビジネスマナーのスキルが役に立つのです。
③事務処理能力
コールセンターでは、決まったフォーマットへの入力が多く、パソコンスキルは、それほど重要視されないことも多いです。
それでも、文字を入力や、問い合わせ内容をまとめる業務は発生します。
パソコン操作をしながら、お客様と話をし、入力もしているため、事務処理の能力がアップしているでしょう。
④パソコンスキル
コールセンターでは、資料作成や集計表作成をしている人も、いるのではないでしょうか。
私の場合は、エクセルやワードの操作は、全て職場で教えてもらい、習得してきました。
私の場合、エクセルは『オートSUM』(合計値を出す)しかできず、ワードも、文字入力できる程度でした。
職種にもよりますが、事務系の仕事であれば、エクセルは多少、使っておいたほうがよいでしょう。
仕事で使う機会がなければ、自宅のパソコンで、家計簿・お小遣い帳などで慣れてみるのも、おすすめです。
⑤マネジメントスキル
コールセンターでは、人の入れ替わりが割と激しい職種です。
そのため、どんどん後輩が入社してきて、気が付けばベテランになっている(されている)場合もあります。
新人を育成するために、先輩オペレーターが、電話の内容を一緒に聞いて、サポートすることがありますよね。
そのため、人に教えるスキルも、実は、身についていることがあるのです。
人によっては、リーダーになり、SV(スーパーバイザー)まで昇格できるでしょう。
⑥コンプライアンススキル
カスタマーセンターや、注文センターなどでは、顧客情報の確認は必須でしょう。
電話番号、住所、職業や年齢など、外部に漏らすことは、御法度です。
顧客情報に触れる仕事は、顧客情報を流出させない、口外しないこと。
それは、コンプライアンス・スキルが身についている、ということです。
⑦目標達成能力
アウトバンド(発信)では、既存の顧客への提案や、新規の見込み顧客へセールスの電話をかけることもあります。
用件を伝える前に、即座に切られることもあれば、とりあえずは、話を聞いてくれる場合もあったり。
なんとか目標の数値に到達できるよう、セールストークを磨かなければいけませんよね。
インバウンド(受信)と異なり、目標に向かって行動する能力が、必要になります。
ノルマがあると、やめたい理由になりますが、もし契約の獲得が得意であれば、営業職に向いているかもしれません。
コールセンターから異業種への転職で不安をなくす方法
一般的に、コールセンターの経歴が、不採用理由とするところは、多くないでしょう。
私の場合は、むしろ電話対応やビジネスマナーのスキルがあると、プラスに向いたことが多くありました。
実際に、コールセンターで10年ほど経験してから、食品メーカーの営業事務に採用されたことがあります。
電話の取次ぎが多く、オペレーターの経験が役に立ったと感じました。
「転職先がない」と決めつけない
異業種で働いた経験がないと、どのような企業に転職すればよいか、判断が難しい…
私は、派遣社員として、オペレーターの仕事を長くやってきました。
紹介される仕事も、コールセンターばかりで、特に疑問を持ったことは、あまりないです。
自分自身も、「きっと、それしかできないだろう」と思い込んでいた時期もあり…。
私の転職した理由の一つは、オペレーターの単調な仕事に、飽きてしまったからです。
転職したい職種によっては、資格が必要な場合もあるため、どこでも転職のチャンスがあるとは、言えません。
ただ、「コールセンターでの職歴は、不利かも」とか、「自分のキャリアでは、あまり職種は選べないかも」と、悲観的になることはないでしょう。
転職するか迷った時にやること
転職しようと思った、一番の理由は何でしょうか?
具体的に「〇〇の職種に就きたい」、「スキルアップしたい」、「収入を増やしたい」という人もいるでしょう。
転職した場合のメリットをあげてみる
転職した場合のメリットと、キャリアプランの形成について、どのようなことが、思いつきますか?
例えば、下記の理由が転職したい理由にもなるでしょう。
- 顧客からのクレーム対応をしなくてすむ
- 精神的に楽になる
- 給与面でのアップが見込める
もし転職せずに、スキルや収入をアップしたいのであれば、「昇進する方法があるか」確認してみては、いかがでしょうか。
オペレーターから、SV (スーパーバイザー)→ マネージャー → センター長とスキルアップしている人もいます。
転職しない場合のメリットとデメリットをあげてみる
転職しない場合、どのようなことがメリットとして、あげられますか?
逆に、デメリットはどのようなことでしょうか?
頭の中でもよいですし、何かに書いて視覚化することで、普段気づかなかったことがあるかもしれません。
新たなスキルや資格を身につける
コールセンターでも、対人スキルなど身についていることは少なくありません。
とはいえ、資格がないと転職をあきらめる前に、スキルアップしてみるのもおすすめです。
オンライン講座も充実していて、スマホでスキマ時間に学べるものも増えてきました。
また、国の教育訓練給付制度を利用すれば、一部の費用を負担してもらえる場合もあります。
教育訓練給付制度(厚生労働省のHP)はこちらから
私はオンライン講座でWebライターを受講し、副業としても役立っています。
まとめ:コールセンター経験は活かせるスキルが多い
コールセンターの経験は、他の職種でも活かせるスキルが、身についていることが多いです。
自分で「これしかできないだろう」と、決めつけてしまうことで、収入の幅やスキルを伸ばす機会を、逃してしまうことになるでしょう。
自力だけで転職先を探していると、無意識に、可能な範囲を狭くしてしまっている可能性があります。
面接時には、スキルをアピールしてみましょう。
就職したい企業が決まっていなければ、転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
または、派遣会社に登録している場合は、別の職種に就きたいと相談してみては、いかがでしょうか。
事務職を経験することで、他の分野にもチャレンジしようと思えるきっかけになるかもしれません。
転職経験が多いため、それが理由で不採用になったことも多々あります。
ただ、ある就職先の面接官には「転職経験が、強みになっている」と言われたこともあったり…。
転職は、”タイミング”とよく言われますが、本当にそうだと思います。
まずは、「どのような職種」が「どのような条件で」募集しているのか、転職サイトで情報を見ることから始めてみましょう!
時間に余裕があれば、資格取得講座などを受けることで、仕事の幅が広がる可能性があるので、おすすめです。